nekonyantaro's diary

自分語りなど、よしなごと

幸運に感謝し報いること。

世の中にはお金では買えない、それ相応の努力をして自分を高めていかないと手に入らないはずの物が沢山あります。

しかし、そういう物もある種の不正や不正スレスレの方法で手に入れる人もいます。そういうケースでなくても要領の良さや運のお陰でそれほど努力せずに手に入ってしまう事があります。たとえば、ある高いポストの人が突然職を辞したけれど、たまたま適任者が他にいなくて、予定よりずっと早くその後任に就いてしまうようなケースです。

そのことを良く認識して、それを取り返すように努力すれば、早くに機会を得た分だけ多くの事を達成できるかも知れません。ところが、手に入れ難い物が手に入った事で、自分に実力があったと勘違いしてしまうケースもあります。そうでなくても、「努力して手に入れる」プロセスが省かれたために身につけられなかった物もあります。

努力しないと手に入らない物の多くは、手に入れた後もそれを維持するのに努力が必要です。順調に物事が進んでいるうちはそれ程問題にならないのですが、何かに行き詰まったとき、その人の真価が問われます。その際に、努力せずに手に入れた人は意外と脆く、難局を打開できずに不幸な展開になる場合があります。

表題の件、幸運を不幸にしないため、幸運を回避する必要はありません。幸運に感謝し、借りを返すつもりで励む事こそ授かった幸運に報いる事と思います。

いろいろ自省の念を込めて。