公然と行われるヘイトスピーチは規制されるべきなのか

たとえば、ドイツではナチスを支持する様な言論は刑罰の対象らしい。

日本では第二次大戦中あるいはそれ以前の体制を支持・擁護する言論を行ってもそれ自体を罰する法律はない。

いわゆる「ヘイトスピーチ」については、それ自体を規制する法律はない。しかし例えば特定の民族をを狙って危害を加えることを予告する、という様な相手に直接脅威を与るものであれば、刑法の脅迫罪などの対象となる可能性がある。

ヘイトスピーチを言葉の暴力とみなしてその規制を求める人たちもいるが、実力行使を伴わない言葉の暴力を安易に規制するのは危険である。さりとて言葉の暴力で傷つく人たちがいるのも事実で、社会的にどう扱うべきか、慎重に議論する必要があると思う。