nekonyantaro's diary

自分語りなど、よしなごと

失敗の原因を考えるということ

緊急事態となれば、とりあえずは対症療法でも問題を収束させる必要が有ります。

ひとまず事態がおちついたら、次にすべき事は原因の解明です。個人にとってここで大事なのは「犯人捜し」ではありません。もちろん「だれに責任があるか」の解明は組織としておこった問題への対処としては避けて通れない物です。個人の問題でも、状況によっては他人に償いを求める権利はあります。

しかしその事とは別に「自分がどうしていれば、このような事態が防げた、あるいは影響を小さくできたのか。」を考えるのも重要です。まずは、あくまでも自分の為に、正直に本音ベースで原因をきちんと見つめなくてはいけません。その答えを他人に説明する必要はありません。時には他人に説明するときは、少し言い回しを変える必要が有るかも知れません。そもそも、たとえ事実であっても他人には言うべきでない事もあります。

原因らしきものが判ったつもりになっても、更にその先に、より根源的な問題があるかも知れません。なるべく白紙の気持ちで、おこったことの一つ一つを振り返ってみるというのが大事と思います。