ひとことで「失敗」といってもその実は様々
仕事が期限内に出来なかった、試験の結果は不合格だった、ミスや忘れ物をした、などなど人は多くの失敗(もしくは不成功)を経験します。その様な出来事をひとまとめに「失敗」といってしまいがちですが、少し掘り下げると失敗の背景にある理由は様々です。それによって、当然ながらとるべき対策もそれぞれ違ってきます。
たとえば「待ち合わせ時刻に遅れた」といっても、
- 約束の時間を勘違いしていた
- 朝寝坊した
- 乗り換えを間違えた、乗り過ごした
- 交通機関のダイヤが乱れていた
- 前の用件が長引いて間に合わなくなった
など色々考えられます。
しかし大事なのは「直接の理由」ではなく、「なぜそういう事態になったのか」という背景の原因です。
少し一般化して、何かに失敗する理由としては、たとえば
- 努力の不足(成功に必要な訓練をしなかった)
- 能力の不足(十分訓練しても自分に出来ない事をしようとした)
- 不注意(ちょっとした確認で防げるようなミス)
- 意欲の不足(元々失敗しても良いという気が有った)
- 連携の不備(他人の協力が必要なのに十分な連絡をしていない)
- 目標そのものの誤り(そもそもするべきではない事をしようとしている)
などが考えられます。これ自体完全な分類とは言えない(重複もある)し、漏れもあると思います。この先は機を改めて掘り下げてみたいと思います。