nekonyantaro's diary

自分語りなど、よしなごと

学習された無力感

望ましくない状態に長い間置かれると、いつのまにかそれを受け入れてしまうということらしい。状況が変わって容易にその状態から逃れることが可能になっても、それをしようとしなくなってしまうということが、犬に電気ショックを与えるという動物実験で判っているそうです。

参考:学習性無力感について(gooヘルスケア 「健康用語」)

これは身体的な苦痛の場合ですが、精神的にも満たされていない状態を克服しようと努力せず、それに適応しようとしているといつしかそれが当たり前になってしまうということが有る様です。いわゆる「いじめ」の被害者などにそういうことが起こるようです。

以下は自分の想像であって根拠はありませんが、「いじめ」の様に他人から強制される場合でなくても、自分自身が努力すれば改善できることでそれを怠ると同様のことが起こってしまうのではないかと感じています。内心では「これではいけない」と思っていても、そこから踏み出すのが億劫でその状態に甘んじていると、いつしか本当にそれを脱する力を失ってしまう様に思います。